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WBC世界チャンピオン 粕谷哲氏監修 有田焼湯呑みカップ
※PHILOCOFFEA 粕谷さんから正規でお取引していただいたアイテムになります。
※ 商品個々で色味や重量などが若干異なる場合があります。また、商品によっては器表面に小さな黒い点(鉄粉)が見える場合もありますが、品質に問題はございません。
こちらの有田焼カップは、WBC世界チャンピオン 粕谷哲さんが運営する「PHILOCOFFEA プラッツ習志野店」で使用しているモノ。
粕谷氏の拘りが凝縮され、有田焼・親和伯父山の石膏型職人"岩永和久" 氏によって一つ一つ丁寧に作られています。
このカップの一番のこだわりは形状。
一見すると普通のカップなのですが、実は内側は香りを最後まで楽しめるようにチューリップ形状になっています。また、口当たりを丸くするためにカップの厚みを厚くしており、従来のアロママグとはまた違った味わいがお楽しみいただけます。
有田焼の特徴である "余白の美" を意識し、無駄を排除したミニマルなデザインと有田の色とも言える白磁。
シンプルかつ洗練されたカップに仕上がりました。
実容量140mlと小さめのサイズなので、サーバーからうつしながら温度の変化と味の移ろいをお楽しみください。
( 余談ですが、旨めの日本酒や焼酎のロック等のむときもおすすめです。)
青みがかった優美な白と、なめらかな手触り。
冷めるきるまで、ゆっくり、じっくり、コーヒーを楽しむ時間が忙しない日々の余白になりますように。
※※器表面に小さな黒い点(鉄粉)がみえることがありますが、これは土が乾いたりする時に、土の中の鉄分が集まる性質があり、これが焼き上がると小さな黒っぽい斑点になるためです。こういったものが少しでもあると通例では廃棄されましたが、全く同じ工程を経て作られているため、通常で使う上では全く問題ありません。※※
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岩永和久さん ⇒
岩永さんは現在、土の再利用を行いながら、プロダクトがよりよくなるように取り組んでいらっしゃいます。
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有田で主に使われる土は陶磁器といって石を砕いたものを土にしているため、最初から土ではなくて、多くの工程を経ることで精製され土になります。
その陶土でも、異なる性質がありアロママグを作るときに使うものはドロドロに溶かした陶土を使います。乾くにつれパサパサしやすい性質が特徴です。
もう一つはロクロなどで使われるような可塑性(かそせい)の高い陶土で、力を加えるとグニャリと変形しやすく、保湿性が高いです。
どちらも焼くと白磁で見分けはつきません。
そういった焼き物を作るときには、土が乾きすぎたりすると使い物にならず、廃棄されたりします。また、成形された生地の形を整えるために削ったりする粉も使われる事無く廃棄されます。
このような普段から廃棄される土の再利用をしたいということは、岩永さんのプロダクトにもつながっています。
最初の注意書きに記載された通り、時々器表面に小さな黒い点(鉄粉)がみえることがあります。
これは、土が乾いたりする時に、土の中の鉄分が集まる性質があり、これが焼き上がると小さな黒っぽい斑点になるためです。こういったものが少しでもあると通例では廃棄されましたが、全く同じ工程を経て作られているため、通常で使う上では全く問題ありません。
→最後に岩永さんより....
普段から廃棄される土を再利用したく、会社全体としては規模が整わないので、まずは僕のプロダクトで小さいながらスタートすることにしてます。ただ性質がが違うので、乾きにくいのもあり生産効率は良いとはまだ言えません。
飲食業界と焼き物業界をまとめて一気に理解してもらうのはとても難しいと思いますが、コーヒーを通して発信出来れば双方の良い影響もあるのではと信じてるとこです。
僕自身もこの再利用を踏まえたプロダクトをよりよくするべく工夫をする余地がまだあると感じてますし、こういうことがもっと当たり前になればいいなと思ってます。
焼き物の土自体も天然のものであり、限られた資源なので、有効に活用して食器を作る側としても『美味しい』に繋がればと願ってます。
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粕谷哲さん ⇒ https://tetsukasuya.com/
2016年、アジア人初で『WORLD BREWERS CUP』を制した世界チャンピオン 粕谷哲 氏。
現在はアジアや日本各地でセミナーやワークショップを行い、精力的に次世代のバリスタ育成や一般消費者に向けてコーヒーの魅力を発信し続けています。
千葉県船橋市ではご自身の立ち上げた自家焙煎スペシャルティコーヒー店『Philocoffea(フィロコフィア)』を運営しております。
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種類:有田焼(磁器)
容量:実容量140ml/満水200ml
電子レンジ:可
食洗器:可
※場合によってはカップ底のロゴが剥がれる可能性あり